農機ロボ・バトラクター バトラクター

バトラクターについて

2003年2月26日公開

概要

Binary system:(ロボと車両の)二つのシステムから成る
Agricultural:農業用の
Transformable:変形する
Tractorトラクター

即ち,

二段機構式可変農用牽引車両

それが,バトラクター(B.A.T.Tractor)である。

従来の各種作業アタッチメントを使うための車両形態と,試作段階の(=作業法が確立していないため,専用の作業機械がない)作物や旧来の機械では自動化が難しい作業を行なうためのロボ形態の二つを使い分けることで,多種多様な農作業に一台で対応することができる。……完成すれば。

基本構造

体幹部及び四肢は独立性が高く,お互いは単に「くっついている」だけである(ロックはされているが)。即ち動力系はそれぞれのブロックで完結しており,制御信号のやりとりすら極近距離の無線(一部の体内埋め込み式医療機器で使われているアレ)で行なっている。
元々は何とか変形を実現するための苦肉の策であったが,副産物として各部の換装が容易になっている。これは研究開発段階の機械であるバトラクターにとって非常に有利に働いており,頻繁に各部の改造が行なわれている。

操作方法

開発中であるため,操作法は日々進化している。最初期段階ではマスタースレイブシステムなどを使った,数人がかりで動かす大掛かりなものだったが,現在は極めてシンプルなものとなっている。

基本は音声入力で,動作の補助(作物を収穫する順番の指示など)をするためにリモコンのボタンを使う。

このリモコンは,携帯用ゲーム機を改造したもの。
アンテナやマイクを備えた増設部分は,金属のプレートで本体ごと挟まれる形で無理矢理固定されている。


作業中,オペレータは「よし,いいぞ」「その調子だ」「もっと慎重に」など話し掛けているが,別にロボットを人間扱いしている訳ではなく,それによって作業内容を評価しているのである。バトラクターはそれを反映してより適切な動作を学習していく。

作業モード

バトラクターには複数の作業モードがあり,ロボ形態においてはバイザーの色と「目」の点灯によってその状態が示される。
通常作業モード。リモコンで操作される。バイザーの色は緑。
オープニング冒頭でカキの実を収穫しているモードがこれ。
自動作業モード。このモードで全ての農作業をこなすことが開発目標だが,現時点ではソフトウェアが未熟なため,限定された状況でしか使われていない。バイザーの色は黄。
特殊作業(バトラクターは飽くまで農用作業機械なので,「戦闘」は行なわない)モード。これと丁モードでは目が点灯する。オペレータのコマンド入力によって,特殊装備が発動する。バイザーの色は水色
自動特殊作業モード。オペレータからの指示があるか,または指示が途絶えた場合に発動する。バイザーの色は赤
この「バイザー」は立体映像の研究過程で生まれた技術を応用しており,空間に投影されているだけで実体は無い。
因みに立体映像の技術は完成していない。

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